恋の魔法と甘い罠~おまけSS
あたしの服にかかっている手を止めようとするけれど、和泉さんはそれをうまく交わしながら手際よく脱がしていく。


そして気がつけば下着姿になっている自分がいて。



「どうする?」


「え」


「これも俺が脱がす? それとも自分で脱ぐ?」



和泉さんはもうあたしをここから逃がしてくれる気はないようで。


『シャワーを浴びたい』なんて言わなければよかったと心底後悔しながらも、諦めの気持ちも出てきて。



「自分で……します」



ぼそぼそと呟くようにそう言うと、和泉さんはふっと笑って自分も脱ぎ始めた。


けれどすぐに全裸になった和泉さんを直視することができなくて視線をそらす。


どきどきと大きな音をたてている心臓を鎮めるように深呼吸しながら下着に手をかけた。
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