恋の魔法と甘い罠~おまけSS
けれど。



「あ……う、ううー」



隣から唸るような声が聞こえてきたと思ったら、それはすぐに泣き声に変わる。



「うわあああああん!」


「……」


「……」



ぴたりと手の動きが止まり、暫し玲夢と見つめ合う。


そしてまた再開させようとした俺の手を、玲夢はするりと抜けていく。


乱れた服を直しながら柊晴のもとへ向かった玲夢は、そのままやさしい笑みを浮かべながら抱き上げた。



「柊晴~、どうしたの?」



またか……と思いながら、宙に浮いた手をじっと眺めながら小さく息を吐く。
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