恋の魔法と甘い罠~おまけSS
◇◇◇



はぁー、と大きく溜め息を吐きながら社員食堂に入った。


お昼時間を過ぎているからか、人は疎(マバ)らだ。


そんな中、知っている背中を見つけた。



「よ」



俺の声にゆっくりと振り返った彼女の瞳は大きく見開いている。



「あれ? 今からお昼?」



俺が持っているBランチを見てそう訊いてきた。



「まあな。今、出先から戻ってきたところ」



小さく息を吐いて、向かい側に腰を下ろす。



「そうなの? じゃああたしが先に休憩に入ればよかったなぁ」


「は?」


「最近は忙しいから順番にお昼を食べるんだけど、今日は玲夢ちゃんが先だったの」



眉を下げながらそう言ったのは、紗羽。
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