恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「けどその前に……

ちょっと目ぇ閉じて」


「え、何でですか?」



予想外の言葉が飛んできて顔を上げる。


そこにはやさしく微笑む晴希さんがいて。



「いいから目ぇ閉じて」



もう一度そう言われた。


何が起こるのかどきどきしながら瞼を下ろすと、すぐ近くに気配を感じてそのまま唇が触れ合う。


ちゅっちゅっと触れるだけのキスをしたあとすぐに離れたから、もう終わったのかなと瞼を上げようとした。



「あっまだ目ぇ閉じてろよ」


「え、はい」



慌てた晴希さんの声に、どきどきしながらそのまま目を閉じていると、今度は手をぎゅっと握られた。


そして手の甲や指をそっと撫で始める。



「は、晴希さんっ」
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