恋の魔法と甘い罠~おまけSS
ゆっくりと顔を覗き込んできた晴希さんと視線が絡んで、



「今ちょっと寝てただろ?」



そう言ってふっと笑った。


ば、バレてるっ!



「ごめんなさい」



体を縮こませながらぼそぼそと言うあたしの髪をくしゃりと撫でた晴希さん。



「玲夢も今忙しいんだろ? 疲れてるだろうからもう寝るか」



確かに忙しいし、ちょっと疲れていると思う。


けれど晴希さんほどではないし、何より今のこの一緒にいる時間を終わらせたくない。


と思いながらも、ちょっと寝ちゃったから説得力が無さすぎて言えないんだけれど。


それでもまだこのまま一緒にいたいから、晴希さんの言葉に答えることができなくて俯いた。


そしたら頭上でふっと笑う気配がした。
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