ワケあり恋愛事情⁉︎

「当たり！郁斗君が作ったんだって！すっごい豪華だから早く見て！」


そう言いながら由梨お姉ちゃんの手を花音お姉ちゃんが引いてダイニングへ連れて行く。


私達もその後をついていった。


「すごい！これ郁斗君が作ったの⁉︎美味しそう〜！」


「いえ、由梨さんの料理には負けますよ」


そう言いながらもどことなく嬉しそう。


「早く食べようよ！」


「そうね。せっかくのお料理が冷めちゃう」


そう言った花音お姉ちゃんは真っ先に席へ。


私達も席に座った。


「いっただっきまーす！」


「クスッ…私も、いただきます」


花音お姉ちゃんが美味しそうに食べるのを見ていたら私も早く食べたくなった。


「いただきます」


「俺も！いただきまーす！」