キス、のち涙。
「とにかく・・・・・・彼はいま、眠っている。今日はもうそっと寝かせてあげたほうがいい。面会時間ももうすぐ終わる。君も、早く帰りなさい。」


お医者さんと看護婦さんが、帰っていく。



「・・・・・・嘘・・・・・・でしょ・・・・・・。」



嘘、嘘、嘘。


この現実が「嘘」だって、自分に言い聞かせるけど・・・・・・もう、どうにもならない。




祥吾は、弱ってきている。

もう、限界なんだ。

本当に・・・・・・私の目の前から、いなくなってしまう。
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