運命の出会いって信じますか?
「本当に華には俺が必要なのか?」
静かな英輔の言葉が響く。
もう少しで私はスマホを落としてしまう所だった。
「そんな風に思っていたの…?」
やっと出た私の声は、きっと震えているんだろう。
いつの間にか切れていた通話。
私はそれにも気が付かずに、しばらく呆然としていた。
英輔には私の気持ちが伝わっていると思い込んでいた。
ううん、悪いのは英輔じゃない。
今まで私自身、英輔の事をおざなりにしてきたわけではない。
いやむしろ英輔がそばに居ない事を嫌というほど意識したのに。
でも…。
この離れていた2年間、英輔のように私は彼を見つめていただろうか。
私は立ち上がっているままのパソコンを消そうとした。