運命の出会いって信じますか?
「とにかく前に進んでみよう。」

私はそんな塚田部長の言葉に素直にうなずいて、即座に自分のデスクに向かう。

見ててね、英輔。

私、頑張ってみるから。

早速立ち上がったパソコンに、私はデータを打ち込み始めた。

集中していると、あっという間に時間は過ぎて行く。

気が付くと既に残業一時間。

いつもの退社時間と変わらない。

真先、ごめんね。

私は苦笑いをしながら、挨拶すると託児所に向かった。

「真先。」

託児所に入ると、真先は嬉しそうに私の所に掛けてきた。

極上の真先の笑顔に、くたくただった身体がすっかり癒される。

「今日は随分落ち着いていましたよ。土日が入るからちょっと心配だけど、もう来週からは大丈夫かな。」
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