運命の出会いって信じますか?
「真先くんの為にも、家賃の為にもその方が良いと思って。そうすれば、華さんのすべてをサポート出来るから。」

「それは…。」

「住み込みのお手伝いって事でどう?表向きには上京して住む所に困った従弟に一部屋貸しているという所でどうだろう?」

真剣な顔つきで私に同意を求める生都くん。

「でもそれは生都くんが大変になるだけじゃない。私達親子を背負い込むことはないわ。」

私は必死に首を振る。

「生都くんは若いのよ。これからまだまだいろんな経験をしていかないといけないのよ。」

私がいつの間にか大声を上げていたせいで、真先が驚いて泣き始めた。

そんな真先のそばに駆け寄って、抱き上げる生都くん。

もう初めのようにおっかなびっくりではなく、すっかり慣れた小さい子供の扱い。

「真先くん、ごめんな。俺がお母さんを困らせてしまった。」

優しく真先の背中を撫でながら、あやす生都くん。
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