運命の出会いって信じますか?
「将来、役に立ちそうね。」

私がその様子を見ながら笑うと、生都くんも笑う。

「すぐに次が控えているからな。」

そして私のお腹を見る。

「この子のお手伝いもしてもらいたいけど、自分の子の時にこれだけ上手におむつ替え出来ると、奥さんになる人が喜ぶよ。」

私の笑顔にムッとした顔を一瞬生都くんは見せたが、すぐににっこりと笑った。

「そうだね。はい、真先くん。」

そして真先を自由にした。

















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