恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「彼女、いつも和泉さんの周りをうろついていて。ていうか、和泉さんが彼女の教育係らしいんですよ!」
「え」
「あり得ないでしょ! 主任という立場の人が新人の教育係になるなんて!」
あたしが知る主任という立場の人は、基本的に課長の下で課を纏める役割で、ひとりの人についたりはしない。
うちの会社では、役職のついていない入社三年目以上の人が教育をすることになっている。
なのにどうして?
「なんかね、指名したらしいのよ。うちの会社はホストクラブじゃないっての!」
悠亜さんはそう言うけれど、新人が指名なんてできるわけないよね?
もしかしたらその石崎さんって人、めちゃくちゃ仕事のできる人なのかもしれない。
新人といっても、もしかしたらどこかの会社から引き抜いたりしたのかもしれないし。
あれ? でもそしたら教育係なんて要らないか。
「え」
「あり得ないでしょ! 主任という立場の人が新人の教育係になるなんて!」
あたしが知る主任という立場の人は、基本的に課長の下で課を纏める役割で、ひとりの人についたりはしない。
うちの会社では、役職のついていない入社三年目以上の人が教育をすることになっている。
なのにどうして?
「なんかね、指名したらしいのよ。うちの会社はホストクラブじゃないっての!」
悠亜さんはそう言うけれど、新人が指名なんてできるわけないよね?
もしかしたらその石崎さんって人、めちゃくちゃ仕事のできる人なのかもしれない。
新人といっても、もしかしたらどこかの会社から引き抜いたりしたのかもしれないし。
あれ? でもそしたら教育係なんて要らないか。