恋の魔法と甘い罠Ⅱ
だって、あたしだったら、晴希さんが女の人と歩いているところを想像するだけで悲しくなっちゃうんだもん。


でもここで、「じゃあまたね」なんて声をかけたとしても、帰り道が同じなら一緒に歩くことになりそうだし。


途中でコンビニに寄っても、朔ならついてきそうだし。


一定の距離を保っていれば大丈夫かな?


そんなことを考えている間に、アパートに到着していて。



「じゃあね」



朔の方を見ることなく、ただ一言だけそう言ってアパートの中に入ろうとするあたしに、朔も「おぅ、またな」と言うだけだった。
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