恋の魔法と甘い罠Ⅱ
◇
「今日ね、悠亜さんと一緒に紗羽さんのお宅にお邪魔してきたの」
「へえ」
九時を過ぎてようやく帰ってきた晴希さんと夕食をつつきながら、今日の出来事を報告する。
「相変わらず溺愛だったよ」
「溺愛って、蓮のこと?」
「うん」
「はは、あいつがあんなに子煩悩だとは思わなかったな」
大学の頃から知っているからか、晴希さんは可笑しそうに笑いながら話してくる。
「紗羽さんが寂しそうにしてた」
「なんで?」
「蓮くんが涼夏ちゃんばかりになってるからじゃないかな」
一日中見ている訳じゃないからなんとも言えないけれど、紗羽さんの蓮くんを見る瞳を見ていたらそうじゃないかなーと思った。
「今日ね、悠亜さんと一緒に紗羽さんのお宅にお邪魔してきたの」
「へえ」
九時を過ぎてようやく帰ってきた晴希さんと夕食をつつきながら、今日の出来事を報告する。
「相変わらず溺愛だったよ」
「溺愛って、蓮のこと?」
「うん」
「はは、あいつがあんなに子煩悩だとは思わなかったな」
大学の頃から知っているからか、晴希さんは可笑しそうに笑いながら話してくる。
「紗羽さんが寂しそうにしてた」
「なんで?」
「蓮くんが涼夏ちゃんばかりになってるからじゃないかな」
一日中見ている訳じゃないからなんとも言えないけれど、紗羽さんの蓮くんを見る瞳を見ていたらそうじゃないかなーと思った。