恋の魔法と甘い罠Ⅱ
辛そうにそう言う朔の表情も苦しそうに歪められていて。
今のあたしの心と同じように見えてしまう。
「あたしは、大丈夫だよ……」
「嘘つくなよ!」
「……」
「大丈夫に見えねーんだよ!」
あれだけ泣いて、寄りかからないと宣言したばかりの朔に思いっきり寄りかかって。
どこからどう見ても大丈夫には見えないよね。
でも今ここで“大丈夫じゃない”なんて言えるわけもなくて。
「ほら、食え」
「え」
突然あたしの目の前に差し出されたのは焼き鳥の串で。
「さっき吐いたばっかだから“飲め”とは言えねえだろ? だから食え」
今のあたしの心と同じように見えてしまう。
「あたしは、大丈夫だよ……」
「嘘つくなよ!」
「……」
「大丈夫に見えねーんだよ!」
あれだけ泣いて、寄りかからないと宣言したばかりの朔に思いっきり寄りかかって。
どこからどう見ても大丈夫には見えないよね。
でも今ここで“大丈夫じゃない”なんて言えるわけもなくて。
「ほら、食え」
「え」
突然あたしの目の前に差し出されたのは焼き鳥の串で。
「さっき吐いたばっかだから“飲め”とは言えねえだろ? だから食え」