恋の魔法と甘い罠Ⅱ
けれどやっぱり気になる。


ちらりと晴希さんを見上げて、ぼそぼそと呟くように口を開いた。



「最近仕事はどんな感じ?」


「ん? 仕事?」


「うん」


「まあちょっと忙しいかな」



教育係をしていると、自分の仕事は後回しになることも多いせいで残業が増えることも少なくないという。



「……どんな仕事をしてるの?」


「は?」



あたしの言葉に晴希さんは眉を寄せる。



「突然何? あまり家では仕事の話はしたくねんだけど」


「あ……うん、そうだよね。ごめん」


「どうしたんだよ?」



あたしの肩に腕を回しながら顔を覗き込んできた晴希さんに、ふいっと視線をそらしてしまった。
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