恋の魔法と甘い罠Ⅱ
そういえば晴希さんは帰れないって言っていたけれど、どういうことだろう。


会社で寝泊まりするってこと?


いやいや、そんな設備は整っていないよね?


もしかして、朝まで仕事をしなければならないほどの大きなトラブルが起こってしまったの?


色々考え出したらキリがない。


小さく溜め息をつくと、ふっと我にかえる。


晴希さんが帰ってきていないこの部屋は、凄く広く感じてしまう。


こんなことはよくあるはずなのに、今は気持ちが落ちてしまっているからか、余計に寂しくなってしまって、普段一人のときには手が伸びることはないのに、気づいたら缶チューハイを開けていて。


アルコールに強くないあたしは、何も食べずに飲んだこともあって、いつの間にかソファーで眠りについていた。
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