恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「ちょっと足がだるいかも?」



あたしがそうこぼしたと同時に、晴希さんははっとした顔になり、近くにあった椅子を持ってくる。



「玲夢、座って」


「ありがとう」



ゆっくりと腰を下ろすと、晴希さんは申し訳なさそうに眉尻を下げた。



「わりぃ、気づかなくて」


「え、大丈夫だよ? あたしも紗羽さんに言われて、そうかなって思ったくらいだから」


「まあ、そうかもしれねーけど、無理しすぎてなんかあったら大変だし」



心配そうにそう言う晴希さんに、紗羽さんはぷっと笑う。



「何だよ?」


「いやー、晴希はきっといいパパになるんだろうなって思っただけだよ」
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