恋の魔法と甘い罠Ⅱ
紗羽さんにそう言われたけれど、全く実感がないから自分のそういう顔が想像できなくて。



「俺も思ってた」


「え」



晴希さんの口から飛び出してきた言葉に、大きく目を見開く。



「ちょっとおいてかれてる気分になるときがあるんだよな」


「な、何で!?」


「何ででも。俺、玲夢のどんな顔も知ってるつもりだったけど、なんつーか、時々今までに見たことねー表情を見るようになったなーって思ってた」


「……」



それはどういうことだろうと首を傾げていると、紗羽さんがふふっと笑う。



「それが、『ママの顔』なんだよ」
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