恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「今夜飲みに行く?」


「え、でも悠亜さんはデートでしょ?」



金曜の夜はたいていデートの悠亜さん。


いつも定時で仕事を終えて、とってもテンション高く帰っていく。



「今日は帰っても一人なんでしょ? ずっと一人でもやもやしているなんて身体に悪いもん。あたしが付き合うよ」



悠亜さんのそのやさしい言葉に目頭がじわっと熱くなる。



「悠亜さん……ありがとうございます」



本当は「大丈夫です」って、「デートに行って下さい」って言えたらよかったのかもしれない。


けれど今は悠亜さんが付き合ってくれることが凄く嬉しくて、つい甘えてしまった。
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