恋の魔法と甘い罠Ⅱ




「ここでいいよね?」


「はい」



就業後、悠亜さんと向かった先は会社近くの居酒屋。


ここは晴希さんと付き合う前に来たことがある場所で。


けれど、付き合ってからは来たことがない。


会社近くにあるから、立ち寄る社員がたくさんいるし、晴希さんとの関係を秘密にしている今は目立つから来ないことにしていた。



残業もせずに寄ったからか、時間もまだ早いし空席ばかり。


奥の方の席に通されて、悠亜さんと向かい合って座った。



「生でいい?」


「はい」



とりあえず生と適当に料理を注文すると、すぐに生がやって来たから乾杯するようにジョッキを合わせてから口に運ぶ。
< 83 / 491 >

この作品をシェア

pagetop