恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「玲夢ちゃんなんてもうすぐ結婚するしね!」


「ちょっ、悠亜さんっ!」



別に相手が晴希さんだと言っている訳じゃないから、それを口にしたって構わないけれど、なんだか少し恥ずかしくなってしまった。



「は!? マジで!? 鮎川、彼氏いねえって言ってたじゃん!」


「え」



確かに半年ほど前の同期での飲み会で、彼氏彼女がいるかいないかの話になったとき、あたしは色々訊かれるのが嫌でつい『いない』と答えてしまったんだ。



「しかも結婚って……」



ぼそぼそと呟くようにそう言った鷹山くん。



「ごめん。あまりそういう話はしたくないから、ついいないって言っちゃったの」


「まあ、いいけどさ。つーか、それで合コン誘っても来ねーんだな」


「あ、うん」
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