Engage Blues





 かつてない強烈な刺激に狂ってしまいそう。

 お互いつらいのに、どうしようもなく気持ちいい。




「……くッ!」


 最後に慶さんが叩きつけるみたいに強く貫いてきた。
 強く締まったのが自分でもわかる。

 鼓動が鳴る度に、熱いものが中へ注がれたと感じる。


 どうしようもない快感を重ねられた唇で必死に応えた。

 もっと感じていたいのに、急速に身体もまぶたも重くなる。


 意識を手放す一瞬前。




「愛してる」





 そう言われた気がした。











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