吸血鬼、頑張ります。



最初のチェックポイントは、思いの外簡単に見つかった。


チェックポイントには数字が記されていた。


「3て書いてあるね」

ひよりがカナメに言った。

「まず、3ていう数字を記録しよう」


初等部の迷路は、数字を沢山見つけた分だけ点数が加算される。

チーム10名で、ゴールできた人数と、チェックポイントで見つけた数字の合算が、ポイントになる。



ふと、カナメはまたもや足音に気付いた。


「ひよりちゃん、先を急ごう。多分上級生だよ」

チェックポイントなので、上級生も勿論来る。

鉢合わせしたら、圧倒的に上級生が優位だ。


二人は足早にチェックポイントを抜けて、先へ進んだ。


魔壁迷路は、更に難易度を上げる。


ふと、ひよりはコウモリに変身する事を思い付いた。

コウモリなら、さほど気にされずに迷路を進めると考えたからだ。


「カナメ君。私変身してみても良い?」


ひよりはカナメに聞いた。


「えっ!?ひよりちゃん、変身できるの?」


「うん。種類は少しだけど、出来るよ」


そう言うと、ひよりは瞬時にコウモリに姿を変化させた。


洋服も一緒に小さくなり、カナメは驚いた。


「ひよりちゃん!凄いね!」


ひよりはカナメの周りを暫く飛んで、迷路を進み始めた。


広大な迷路は、一度上から見ただけでは解読出来ないほどである。

チェックポイントは魔導によってフワッとされていた。


ひよりはルールに則り、コースを進む。


先程の声の主である上級生とすれ違う。


この時ひよりは止まってやり過ごした。


< 138 / 138 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

天使のメガネ

総文字数/25,056

恋愛(ラブコメ)118ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
天使は居ると思いますか? あなたの天使は、 イケメンで、 ちょっと強引で、 あなたの前では少しシャイな、 理想の天使ですか? そうです。 天使は自在に姿を変えます。 あなた好みの素敵な姿に。 その【天使の眼鏡】を掛けてみて下さい。 天使はきっと、 あなたを見つけてくれます。
軍平記〜女剣客、一文字〜

総文字数/17,687

ファンタジー18ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
歴史を紐解けば、女武将、女剣客は数多く存在する。 男に勝る女武将は、それだけで奇異の目で見られる。 そんな偏見を物ともしない最強の女剣客が居た。 秀麗にして華奢な美女。 天賦の才能を持ち、一軍を平らげる力を持つ美しき軍平。 苛烈な戦場に咲く一輪の花のごとく、華を愛でる蝶のように帝都に舞う。 そんな女の物語。 時代考証、場所、人物、名前などはフィクションです。
【実録】暴走族あるある。

総文字数/3,497

実用・エッセイ(その他)61ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
世界最強で俺様で御曹司。 モテモテで天然彼女は超美人。 腹黒い副総長や、童顔美少年の特攻隊長。 安心してくれ、妄想は自由だ。 理想は膨れ上がっても構わない。 だが、 そんな『夢』も『ちぼう』も無い話を、 ここに書く事を許してくれ。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop