男装姫と王子な生徒会っ!
私と透が、いつものように
話してるとー。
〔2年Ⅰ組 柏木 遥、2年Ⅰ組 柏木 遥。至急〕
〔カナリア生徒会校舎に来なさい〕
その放送を聞いて、教室にいたクラスメイトがざわついてるのを感じた。
私自身も、何がなんだか分からない。
「遥ちゃん……」
透が不安そうに、私を呼んだ。
「あ……うんっ呼ばれたしな……
行ってくる」
私は、透にニコッと微笑んで
カナリア本部に向かった。