男装姫と王子な生徒会っ!





私と透が、いつものように
話してるとー。




〔2年Ⅰ組 柏木 遥、2年Ⅰ組 柏木 遥。至急〕




〔カナリア生徒会校舎に来なさい〕




その放送を聞いて、教室にいたクラスメイトがざわついてるのを感じた。




私自身も、何がなんだか分からない。




「遥ちゃん……」




透が不安そうに、私を呼んだ。




「あ……うんっ呼ばれたしな……
行ってくる」




私は、透にニコッと微笑んで
カナリア本部に向かった。




< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop