社長の溺愛
レストランがダメだったので、バーでいいと言うので、下の階にあるバーに入った


入るとすぐ


「お化粧直して来るわぁ~」

と言ってポーラは行ってしまった


一人でいると、さっきの女性を思い出す

あんなにキレイな人がいるのか

可愛い人がいるのか

レストランは貸しきりだから
もしかしたら俺達みたいに
バーに来るかもしれない

今まで感じた事がないぐらいに
胸が高鳴っていた

来てほしい
また会いたい
話してみたい
笑った顔がみたい
声が聞きたい

そんな事が頭のなかで反芻している

「お待たせぇ~ あら、顔が赤いわね
もう、酔ったの? 強いのにねぇ」

「疲れてたから、酒のまわりがはやいのかもな...」

「そぉ~、ならもう少し飲んで帰りましょう」

「そうだな」


ってか、顔が赤くなるってどんだけだよ...

もう一度会いたい

ポーラが帰った後
少しいたが彼女がバーに来ることはなかった


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