社長の溺愛
麗美の家族
☆麗美


土日は、とみさんが身の回りの事をしてくれて、ほとんど動かず過ごしたかいもあって、ズキズキはなくなった、良かったぁ!

電話で、「麗美の生活を見たいなぁ」なんて、甘えた声で言ってきたから、絶対、この家に来る気でいるな

ハァ~気が重い

いつも着ないような洋服にお化粧して

いよいよ両親が来ましたよ

って、言っても日本で一人暮らしをするときに、勝手にこのマンションを決めて
「このマンション以外に住むのは認めない」って、言ったんだから知ってるでしょうが間取りとか....

「あなた、何か殺風景の部屋よね?」

「本当だね、僕たちが買ってあげた物しかないなぁ、」

「麗美、何も買ってないのかい?
給料が少ないのかい?
自分で色々買うのも楽しいと思って、必要最低限の物しか買わなかったのに」


って、ぱぱ....必要最低限っていうけど

一人暮らしでキングサイズのベッド
クローゼットには1年分ぐらいの洋服
食器棚には何人分のっていうぐらいの食器
ソファーにテーブルにテレビも何かと大きい ドレッサーにシアタールームに.....


一人暮らしには、こんなに必要じゃないよ

「違うよ、パパ達が買ってくれたものを大切に使いたいと思って」

「麗美~なんて優しく嬉しい事を言ってくれるんだい♪♪♪」

「ねぇ、ママ、こんな優しい娘に何か買ってあげよう?」

「そうね、 もう1つマンションは?
そっちは、麗美が欲しい物で揃えてあげるのは?」

「ナイスアイデア、ママ♪♪」

「麗美、見に行こうか?」

「待って、その気持ちだけで嬉しい
職場までも近いし、二人からの贈り物だし、ここがいいのだから、もう一つは要らないわ、ありがとう」

「そうかい、じやぁ夜は外で食べよう」

「ホテルでご飯だから、キレイにしておいで♪ ドレスがなかったら」

「持ってるわ、何時に何処に?」

「8時に迎えを寄越すよ♪ 楽しみにしておいで、ママ僕たちはデートに行こう♪♪」
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