その瞳をわたしに向けて

「懐かしいなぁ、あの頃本当に春香の鈍感さには感心したよぉ、だって剛平の気持ち全然気がつかないんだもん」

確かに………私もそれは感心した


それから暫く、なぜか入社当時の話を始めて、同期の堀内の恋バナや松田が告白された武勇伝、立花と杉村常務とのエピソードとか…………


楽しそうに話す理沙の話を料理をつまみながら聞いていた。

理沙のウイスキーは三杯目から四杯目に突如していた
その他にも酎ハイや焼酎や好きに頼んでいた


「お酒、強いんですね………」


ちょっと感心、人は見掛けによらないなぁ

仕事も出来てお酒もいけるのはみ見た目のままなんだけど、すごいお喋りなんだ………

確かに、あの受付嬢の二人に対しても全然反論させなかったもんなぁ…………




「剛平はさぁ、春香のことが本当に好きだったから…………」


 ドキッ………

話の中でやっぱり松田さんのことは多いなぁ
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