その瞳をわたしに向けて





       *****


「言っとくけどなぁ、してないからなっ」

俺のヤル気は寸前で止める事が出来たんだ。
まぁ………

眠っちまったお前のせいでだけどな………


だから最後までは…………うんっ、やってない。

「えっ」

一瞬見せた、松田の言葉に自分の都合のいい解釈した美月の表情

「ああ、だけど始めに抱きついて来たのはお前の方からだからな………」

「へっ?」

途端に美月の眉間に皺が寄る

「普通いくだろ、ベッドで誘われれば……途中で寝堕ちされなかったら、まぁ俺の理性が放置プレイまでは……………」


 バキッ

きれいに右ストレートが入ってきやがった


「って、グーで殴るか?!普通………」

「煩いっ変態!!」

顔を真っ赤にさせて仁王立ちしていた


変態って、俺は普通に理性をだなぁ……って

なんだよその顔、傷ついたみたいな
昨日はお前が絡み付いてきたのに………


「お前………本当に昨日と同じ清宮か?」

「違うっ!」

「はぁっ?」

殴られた頬を押さえながら立ち上がっている美月を見上げ、意味の分からない彼女の答えに呆れた

「居酒屋で入れ代わって、朝また入れ代わった別人です。お互い大人なんだから、そう思ってもう忘れて、帰って下さいっ!!」


………なんだそれ、なんかおかしくないか?


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