その瞳をわたしに向けて
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「言っとくけどなぁ、してないからなっ」
俺のヤル気は寸前で止める事が出来たんだ。
まぁ………
眠っちまったお前のせいでだけどな………
だから最後までは…………うんっ、やってない。
「えっ」
一瞬見せた、松田の言葉に自分の都合のいい解釈した美月の表情
「ああ、だけど始めに抱きついて来たのはお前の方からだからな………」
「へっ?」
途端に美月の眉間に皺が寄る
「普通いくだろ、ベッドで誘われれば……途中で寝堕ちされなかったら、まぁ俺の理性が放置プレイまでは……………」
バキッ
きれいに右ストレートが入ってきやがった
「って、グーで殴るか?!普通………」
「煩いっ変態!!」
顔を真っ赤にさせて仁王立ちしていた
変態って、俺は普通に理性をだなぁ……って
なんだよその顔、傷ついたみたいな
昨日はお前が絡み付いてきたのに………
「お前………本当に昨日と同じ清宮か?」
「違うっ!」
「はぁっ?」
殴られた頬を押さえながら立ち上がっている美月を見上げ、意味の分からない彼女の答えに呆れた
「居酒屋で入れ代わって、朝また入れ代わった別人です。お互い大人なんだから、そう思ってもう忘れて、帰って下さいっ!!」
………なんだそれ、なんかおかしくないか?
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