ざわめき

思わず見とれてしまった


その容姿は整っていて、綺麗だった


その人は美しいとしか言えないほど美しかった

まるで、華のように


「花!あなたも自己紹介して!」

友達の橘うららに促され口を開ける。

「市ヶ尾花です!よろしくお願いします!」


お辞儀する。


間宮くんの周りの男の子達はみんな
ちっちゃーい!

と声を張り上げた


でも
間宮くんは違った。

「…よろしく」
低く凛とした声で挨拶した


その声もとても綺麗だった


その後も自己紹介は続いた


…ただ一人、


「仲間暁です!俺、花ちゃん好きになっちゃったかも!」


仲間くんが私に抱きついてくる

「ひゃう!」

思わず声が出てしまって手で抑える


「やっぱ可愛いなぁー」


「やっ、やめてくださ…」

やっぱり、その人は違う


「離してやれよ」


どうしてだろ…

どきどきする…
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