双子の御曹司
自宅に帰ってくるとやっぱり落ち着く。
「あーやっぱり家が一番!」
最初は広すぎて、落ち着かなかった部屋も、今では実家より、ここ我が家が一番落ち着く。
「遥、お帰り?」と、竜仁さんは、後ろからそっと抱きしめてくれる。
「ただいま。」
すると首元に冷たいものが…
見ると蹄鉄のネックレス、そして、蹄鉄には3つの石が入ってる。
「たっちゃんこれ…誕生石?」
「俺、遥、赤ちゃんのだ?」
竜仁さんのアクアマリン、私のアメジスト、そして赤ちゃんのタンザナイト…
「生まれてこれなかったけど、遥と稔を守ってくれた。 これからもずっと、遥を守ってくれるよ? 俺達の子だから…ずっと忘れない。」
「たっちゃん…ありがとう…」
次の日から竜仁さんは出社した。