虹の下で願いを
リビングに入ると、机にはもう朝ごはんが用意されていた。



席に着こうとするや否や、



まるで今の私の心境を語るかのように先客からの苦情の雨が降り注いだ。



「おい、早くしろよ



お前のせいで俺まで初日遅れになるだろぉ」



「わかってるよ、私だって好きで朝が苦手なわけじゃないんだから!」



こんな風にして私の1日は始まる。



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