計画的俺様上司の機密事項
外部のスタッフからのメールをチェックする。
少しずつではあるが、わたしの担当している人から記事をもらう。
まだあの《*arikaho*》さんからは記事が届いていなかった。
催促のメールを出してから、自分も野上くんに遅れをとったけれど記事をつくりはじめた。
11月の紅葉の記事だ。山のことだったり、グルメだったり、いろいろと思いつくことはたいてい野上くんがまとめている。
別のことを題材にしなくちゃ。
紅葉の山を思い出すと、どうしても立体的な山の模型を想像してしまう。
一本一本手作りで木を植えてその横を鉄道模型が走る。
ああ、何て素敵な光景なんだろう。
と、やっぱり脱線してしまう。何かいいアイデアがあればいいのに。
「有沢さん」
野上くんが声をかけてきた。
「ん? どうかした?」
「もう。お昼だけど。朝からおかしいね」
野上くんは心配そうにわたしを伺っていた。
シンちゃんはすでにこの部屋にはいなかった。
「え、どうかしたかなあ?」
「生返事ばっかりだし、上の空っぽいし」
「そ、そんなことないよ」
「僕が記事まとめていくから、有沢さんは担当している人たちに声かけてね」
「うん……」
じゃ、お昼買ってくるね、といって出ていった。
野上くん、しっかりしていてありがたいんだけど、すでにリーダー的な存在を醸し出している。
兼任じゃあ、余計に野上くんが手綱をひかないといけないと思ってるんだろうなあ。
少しずつではあるが、わたしの担当している人から記事をもらう。
まだあの《*arikaho*》さんからは記事が届いていなかった。
催促のメールを出してから、自分も野上くんに遅れをとったけれど記事をつくりはじめた。
11月の紅葉の記事だ。山のことだったり、グルメだったり、いろいろと思いつくことはたいてい野上くんがまとめている。
別のことを題材にしなくちゃ。
紅葉の山を思い出すと、どうしても立体的な山の模型を想像してしまう。
一本一本手作りで木を植えてその横を鉄道模型が走る。
ああ、何て素敵な光景なんだろう。
と、やっぱり脱線してしまう。何かいいアイデアがあればいいのに。
「有沢さん」
野上くんが声をかけてきた。
「ん? どうかした?」
「もう。お昼だけど。朝からおかしいね」
野上くんは心配そうにわたしを伺っていた。
シンちゃんはすでにこの部屋にはいなかった。
「え、どうかしたかなあ?」
「生返事ばっかりだし、上の空っぽいし」
「そ、そんなことないよ」
「僕が記事まとめていくから、有沢さんは担当している人たちに声かけてね」
「うん……」
じゃ、お昼買ってくるね、といって出ていった。
野上くん、しっかりしていてありがたいんだけど、すでにリーダー的な存在を醸し出している。
兼任じゃあ、余計に野上くんが手綱をひかないといけないと思ってるんだろうなあ。