【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
「なんでって、美桜香が熱出したっていうから、風邪薬を買ってきてやったんだよ。
差し入れして、すぐ帰った」
綾世の言葉に、私は綾世の方を振り返った。
今、綾世が見てる私は、どんな顔をしてるんだろう。
「……もう、みおみおに会わないで」
すると、綾世が呆れたように溜め息をついた。
「どうしたの、いきなり。
デートに遅れたの俺が悪いけど、差し入れのことを怒ってるなら間違いだよ。
美桜香じゃなくても病人が苦しんでたら、差し入れくらい行くだろ」
綾世の声が、ワントーン低くなる。