ちゃんと聴いて。
お馬鹿ちんやよい
「やよい、明日からまた、新しい家庭教師の人がくるからね」

「え、また!?」

それは4月に入ってのこと。
この学校に入学して初めての中間考査で全教科赤点をとってしまった私。
それをお母さんに見せたらまあ、想像通りの反応で、やかんが沸かせる位顔を真っ赤にさせて
『家庭教師をつけるから、覚悟しなさいぃぃ』
って。
だからその後めちゃくちゃ頑張ったのに一向によくなんなくって。しかも家庭教師の人達は皆、『これじゃぁ僕がアタマ悪くなりそうっ』って言ってやめてしまった。
どうしたものかと真剣に悩んでいたところ、お母さんが5人目の超最強の家庭教師を見つけてきた。
しかもイケメンなんだとか〜!!!

まぁ、そんなこんなで翌日。

学校で私はソワソワしていた。
「どした、そんなに浮かれて」 と、友達の紗代が。

「いやぁ〜ね〜。聞きたい?聞きたい?聞きたいんならは「あ、結構です…」」

「いや、聞けよ!そこは最後まで聞けよ!!!」

「で、どしたの。」

家庭教師についての話をしたらなんとまあ、返ってきた言葉が「ご、5人目www」!!

「ひ、酷い!!!あたしの心、ブロークンハートぉぉぉおっっ!!!!」

「だって、普通5人も雇わねーだろ」
まぁ、そ、そうなんですが…

「あ、ごめん!帰るっっ。」

その時は会いたい気持ちでいっぱいだった私。

家に着いて勉強し始めて後悔するけれども。

< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop