隣の席の及川くん。
こうゆう時は早速に、謝ったほうが楽だ


「以後気をつけます。すいません」

「素直なんだな。わかればよろしい」

フッと笑って私を見てきたけど
そんなのもスルーして表情一つ変えないで窓の外を見た

そんな私を気にとめるわけでもなく
他の生徒との会話に消えていった

窓から空を見上げていると
1枚の桜の花びらが風に乗って私の机の上に落ちた

桜の花びらってこんな感じなんだ

たった一枚の花びらだけど彼女にとって初めての体験でとても新鮮な気持ちでいた


「くくくっ...」

隣から笑いをこらえるような声が聞こえ振り向くと
彼は私の方を見て笑っていた
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