黄金と四聖獣
「え…えっと…なんなの?これは…」
場の雰囲気に耐えられずに私が聞くと、
ゼンは
「チビ。お前は可愛い。」
と言う。
「だ…だから…」
「役所の門番は男だ。お前が落とせ」
「…」
一瞬、ゼンが言ったことに頭がついて
いかなくて固まる。
「へ…?」
「お前が役人を口説き落としてから、疑われる前に通り抜ける。」
「む…無理よ口説くなんて!したことないもの」
私がそう反論すると、ゼンは
「ちょーっとチヤホヤしてやればすぐ通してくれるって。それに、シオンの方に注意が向くとマズイ」
と言い返してくる。
その時、
「ダメだ、そんなことしたらフィアネに危険が及ぶだろ」
と、エーラがゼンに反論する。
「そのチビはお前が思ってるよりもずっと強いと思うがな」
エーラの言葉にゼンはそう言う。
「私もフィアネを危ない目に合わせるのはちょっとな」
と、シオン様も反対した。