黄金と四聖獣
それを皆に話した数日後、私たちは
検問の役人たちの前に立っていた。
私は少し露出度の高い、へその出た衣装を
身にまとい、長い長い人生初の、
舞を踊っていた。
この舞は、私が空を飛んで都に入り、
本物の旅芸人の舞を盗み見て覚えたもので
もちろんそんなに上手いわけでもなかった。
音楽はシオン様が、旅をしながら商人を
しているおじさんから格安で買った楽器を
引いてくれていたが、こちらはほぼ練習など
していないとは思えないほど綺麗な音色だった
私がくるりと回ると、役人たちから
「おぉ…」
という声が上がる。
…ゼンの言っていた通り、舞のことはあまり
よく知らないみたいで助かった…