黄金と四聖獣


私はグオンの言葉に耳を疑う。



なぜ、今この場で私を殺さない?





だが、その考えは四方からの弓を引く音で


中断された。



エーラもそれに気づいたようで、私の腕を


掴んで走り出す。




エーラの命がかかっている。



誰よりも、私の側に居てくれたエーラの命が。




そこから先は、考える必要はなかった。





まだ…死ねない!




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