君の空。



ブチッと電話を切ると私の顔を見てきた。


咄嗟に俯くと、その顔を見ようと覗き込んでくる。





「…えっ、なっ、何?」



覗き込むなんて思ってもみなかったから、思わず後ずさりをしてしまった。
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