もう一度、恋をしてもいいですか?

すると・・・
華枝に手を引かれて

真知がゆっくり歩いてきた。

胸元に小さな花があしらわれた
真っ白なドレスを身に纏って。

もう片方の手には、
ひまわりのブーケ。


桜介はその姿を見て
「綺麗・・だ・・・」と。

大地はその姿を見て
「あぁ・・またその顔・・・」と笑った。


華枝の目にはすでに
涙が溢れている。

「ちょっと・・わたしより先に
泣かないでよ・・」と真知。

「だって・・だって・・」と華枝。


大地と桜介の前に着くと


真知は、大地と華枝に向かって

「大地さん、華枝。
いままで本当にお世話になりました。
これからも・・
よろしくお願いいたします。」

と挨拶をすると

大地も華枝につられて涙をこぼした。



みんなで2人の門出を祝福。

これから桜介と真知の
挙式がとり行われる。

真知のお腹には
もうすぐ7ヶ月になる女の子。

性別もわかって、いまから桜介は、
娘の嫁入りの心配をしていて、
早速、親ばかっぷりを発揮している。


♪~

桜介と真知は向かい合い
手を合わせ

神父役の健太の話に耳を傾ける。

「では誓いのキスを」

唇を合わせる二人。


                           ──FIN──
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