私の恋は、期限つき
「俊司くんて、イケメンなのに彼女がいなかったのは、そういうことだったのね。年下だけど、考える余地ありかもよ。
だけど、新川さんのこともあるものね。
いやん、青春してるわ。」

ウキウキした感じで話してる美香さん。


仕事の手をとめないで、そんな話しをする。


「新川さんと食事の約束を取り付けられたってことは、脈ありかもね。
凛ちゃんモテ期なんじゃないの?新川さんに俊司くん、どちらもよい男じゃない?だけど、俊司くんは、アメリカに行っちゃうんだから、新川さんになるのかな?」


楽しそうだな~
美香さんを見てそう思う。

俊司のこと、そんな風に考えたことないんだよね。

新川さんも、食事の約束は、できたけど…


「まだどうなるか、わからないですよ。」


「また別の男性が現れちゃうかもしれないわね。
いやん、ドキドキしちゃうわ。
私もそんなモテ期ほしかったわね。
旦那との付き合いがながくて、学生時代からの付き合いでそのまま一緒になったから、ドキドキしたシチュエーションてあまりないのよね。凛ちゃんみたいに可愛くもなかったから、無理かもだけど…
そんなモテ期って憧れるわ~」

美香さん、乙女になっちゃってますよ。
そう、美香さんは、学生時代に知り合った旦那さんと長い交際の末に一緒になったという。
学生時代に友達だったこともあり、あまりトキメキがなかったとか。

イケメンな先輩から告白されるとかのどこぞの漫画とかにありそうなシチュエーションに憧れていたそうだ。

パーティーなんかでドレスアップするってのにも憧れてたって言ってた。


一般の生活してると、ドレスアップしてパーティーなんかってあり得ないもんね。

私には、美香さんの生活のが憧れるんだけどな。


恋愛して、交際して、そんな好きな相手と一緒になる。

よいな~
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