カ・ン・シ・カメラ
なんでもかんでも希彩ちゃんが先頭で、あたしは2番目。
それでも颯に嫌われないためには2番目でも不満をこぼしてはいけない。
そんな事を、あたしは杏里に話した。
「ごめんね、こんな事話して」
話す事で多少心の中がスッキリして、ようやく笑顔になれるあたし。
「ううん、確かに先輩のシスコンは少し異常だと思うよ」
と、杏里は顔をしかめて言った。
「あたしだって、好きな人が妹ばかりに目を向けていたら、悩んで落ち込むし」
「そうだよね……」
「なんとか、妹さんと先輩を引き離せたらいいけどね」
杏里の言葉に、あたしはお弁当から視線を上げた。
「引き離す……?」
「うん。一緒にいる時間を削減させれば、徐々に妹離れしていくんじゃないかな?」
一緒にいる時間を削減……。
颯が希彩ちゃんの話題を出さないようにしていた時の事を思い出していた。
あの時、楽しい話題をふると颯はずっとあたしの言葉に耳を傾けてくれていた。
それでも颯に嫌われないためには2番目でも不満をこぼしてはいけない。
そんな事を、あたしは杏里に話した。
「ごめんね、こんな事話して」
話す事で多少心の中がスッキリして、ようやく笑顔になれるあたし。
「ううん、確かに先輩のシスコンは少し異常だと思うよ」
と、杏里は顔をしかめて言った。
「あたしだって、好きな人が妹ばかりに目を向けていたら、悩んで落ち込むし」
「そうだよね……」
「なんとか、妹さんと先輩を引き離せたらいいけどね」
杏里の言葉に、あたしはお弁当から視線を上げた。
「引き離す……?」
「うん。一緒にいる時間を削減させれば、徐々に妹離れしていくんじゃないかな?」
一緒にいる時間を削減……。
颯が希彩ちゃんの話題を出さないようにしていた時の事を思い出していた。
あの時、楽しい話題をふると颯はずっとあたしの言葉に耳を傾けてくれていた。