…… の、 定義
そこから話はどんどんややこしい方向へ
急加速していきます。

ユキがタカヒコとの結婚を決意するのだけど、
その結婚話をマナブは怪訝に思ってます。

ユキ自身もなんとなく腑に落ちない部分は
あるものの、カンナからアキラと結婚すると
聞いて、もう元のようには戻れないと。
あきらめってやつなのかな。
大人になることを急かされて仕方なく?

そんな理由で結婚したって幸せになんて
なれるはずがないのに。

アキラはアキラで、カンナの嘘のせいで
ユキが結婚を決めたことなど露知らず、
カンナと別れるどころか
どんどん自分の領域を支配されている状態。
ユキに会いたい、せめて顔を見るだけでも…と
悶々としています。


マナブのユキへの気持ちは
どこまでが本気なんだろう?
オレがユキちゃんもらっちゃおうかなとか?
無理して結婚するくらいなら
オレのところにおいでとか?
いくらでも甘やかしてやるとか…。


甘―――――いっ!!


…と、私は思わず叫ぶぜ、マナ!!

おそらく、ユキのことは気になってはいるけど
アキラの気持ちを知っているから、
強引に奪ったりはしないんでしょう。
それより何より、守ってあげたい願望?
アキラの代わりに守ってあげなきゃ的な?
なんにせよ、マナブは大人のイイ男です。

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