…… の、 定義
そして…。

嫉妬に狂ったカンナがナイフでユキを…!!
それを我が身を盾にして止めるアキラ。

アキラがカンナを抱きしめたのは
自分はどうなってもユキを守りたいって
気持ちだけじゃなく…。
おそらく、カンナを止められるのは
自分しかいないって思ったんでしょう。

こんな時まで優しすぎるアキラ。
カンナごめんなと謝って、
自分には何してもいいから
ユキを傷付けないでくれと…。

これって…カンナにとっては、
決定的な失恋の瞬間だよね。
アキラは自分の身を危険に晒しても
カンナからユキを守ったんだから。

どんなに想っても自分のものにはならない。
アキラのためにどれだけ頑張っても、
見た目をユキそっくりに変えても、
例えばユキを殺したとしても
アキラの心はカンナのものになることはない。

結果的にカンナは自らの手で
愛する人を傷付けてしまった上に
アキラが本当に好きなのはユキだと
改めて思い知らされたわけで。


なんかもうカンナが不憫で切ない。



< 125 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop