…… の、 定義
ハルが裸でリュウに詰め寄るシーンは
リュウの気持ちがわからなくて不安な
ハルの気持ちが切ないですね。

好きだと言って欲しい。
もっと触れたい。触れて欲しい。
好きになるほどどんどん欲張りになったり、
不安になってしまう気持ち。

それはきっとハルだけじゃなく、
リュウもまた、すぐそばにいるハルに
本当は触れたいのに
ハルの将来を考えて我慢している。

だって…ハルはまだ15歳。
もしかしたら年相応の相手を見つけて
叔父であるリュウから
離れていく日が来るかも知れない。
ハルを好きになるほど、
いつか失ってしまうかも知れない不安に
リュウは怯えているんです。

ここに来てやっと、リュウがハルに
好きだとハッキリ言葉にして伝えます。
リュウ自身もずっと、この気持ちに
戸惑っていたんでしょうね。
好きだからこそ不安になってしまう。
お互いにその不安を取り除くには、
やっぱり気持ちを伝え合うしかないのかも。

リュウからの初めてのキスは、
ハルにとっては少し大人の経験。
甘くてほろ苦い涙の味がしたでしょうね。


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