…… の、 定義

そしてついに！
ユウの不在時にレナの陣痛が始まります。
レナに付き添うハルに電話越しに
的確な指示を出しながら、リュウは
ハルが生まれた日の事を思い出します。

ハルが生まれた時、リュウは18歳。
ルリカに付き添っていたリュウは
生まれたばかりのハルを抱いて
父親がいない分、ハルを守ってやろうと
思ったとユウに話しています。

ユウとリュウのボーイズトークは
リュウの気持ちがちょっと切ないですね。

いつかハルが他の誰かを選ぶ日が来たら
笑って送り出してやるなんて、
そんな事できるはずないのに強がるリュウに、
二人で幸せになれるといいな、と言うユウ。

リュウの複雑な想いがわかるだけに
ユウのこの一言は他人事とかではなく、
本心から出た言葉なのでしょう。


レナの病院に着いたリュウが、ハルに
ハルの生まれた日の事を話した時、
自分とハルが一緒になるのは、
ハルとユウたちの子供が一緒になるより
まだ歳が離れているのだと言います。
ハルはそんなリュウに、
そんな子供のハルとでは
幸せになれないかと尋ねる。
それを否定しながらもリュウが言いかけた
「ただな…ハルが、いつか…。」

“ハルがいつか、
他の誰かを好きになった時には、
遠慮しないでそいつの所に行け。”

ハルの幸せを願えばこそそう思うのに、
リュウにとってはこれが本心ではないから、
ハルを手放したくないから、言えない。


ハルを好きになるほど臆病になるリュウの
苦しすぎる心の葛藤です。