幼なじみ。~キミはあの子を見てる~
市川スミレ
帰りの坂道。



太一と二人で唯一過ごせる時間だった。



太一の全てが好きだった。



振り返ったときの笑顔。



サッカーしている姿。



月明かりで照らされているキレイな横顔。



早く、想いを伝えていればよかった。



そうすればキミはあの子のものにならなかったー・・・?





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