声が聞きたくて
【ここに決めます】
持ってきたホワイトボードに書いて
一条さんに見せた
「え?いいんですか、決めちゃって」
私が頷くと、一条さんの視線は真純さんへ向けられた
「……どうせ優兄が言ったんでしょ?なら文句は言えないわ」
優兄……多分、従兄弟なんだろう
『いつでも、来れるでしょ』
真純さんに向けて言うと
真純さんは顔を真っ赤にして怒る
「なっ!何言ってるのょっ!」
このマンションに
もしかしたら真純さんの想い人がいるんじゃないかと思っていた
一条さんの言葉を使ったら
案の定、それなりの反応
なら、私も一肌脱ごうじゃないか
なんて、勝手に思ってしまった。