声が聞きたくて


一条さんが来てから1時間くらい経った頃、インターホンが鳴った


私が出ようとしたら
「優兄だから、私が出るね」


そう言って真純さんが立ち上がった
もしかして、真純さんの好きな人は
その、優さんなのかな?と思ってしまう


「……あずちゃん、優さんが嫌な話もするだろうから、覚悟して聞いてね。大丈夫だよ、俺たちは味方だから。」


ニコッと笑って言う一条さん
嫌な話……覚悟して聞く
……味方だから……か。


怖い。怖い……怖いけど
私は頷いた



バタバタと足音が聞こえてきた


「こんばんは、矢沢あずささん」


優さんという、真純さんの従兄弟が現れた
私は振り返り、優さんを確認した
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